無料ブログはココログ

« 先生のつうしんぼ | トップページ | 英語学校での授業(前編) »

2007年3月 7日 (水)

ドリームガールズ

 久しぶりに映画館に見に行った。宣伝用の映像を見て、あ、これは映画館で見ないともったいないと気になったからだ。もともとはそれほどミュージカル映画に関心がなかったのだけれど、一ヶ月ほど前に、DVDで「オペラ座の怪人」を見て、映画館で見ればもっと感動しただろうと後悔が残っていた。

 ドリームガールズは、アメリカの黒人の人々なしには有り得ない。彼らの声の深さや伸び、体の動き、そして肉体の美しさ。肌の輝き。絶対、アジア人やヨーロッパ人には真似のできない芸術でもある美しさが確実に存在すると私は強く感じた。人間そのものが作品になっている! アメリカで、人種差別を受けながらも成功していくアメリカンドリームの物語でもあるけれど、黒人の人々の美しさをもっと素直に認めなければ。男と女が違うような意味で、人種だって違いはあるし、特性も違う。優劣ではないんだよね。

 イングランドに行ったとき、自分が単なるアジア人だといういうことをとても強く思った。日本人でもあるけれど、その前にアジア人の一人なんだよね。で、日本車、さまざまな日本製の家電、デジカメ……。モノを通して日本がこんなに世界で活躍しているんだなあと感じたけれど、英語学校では、まったく発言できず、引っ込みじあんな日本人ばかりで、後進国から来ている若者に圧倒された。もちろん文化の違いというのが根本的にあって、日本人の特性や長所はひとまとめにできないくらいたくさんあるけれど、モノで表現するより、自分の体を使い、言葉を発して表現する能力は得意ではないだろう。

 お金があるとか、豊かとかいうこともありがたいし大事だけれど、その人そのものに何ができるのか、どんな表現力があるのかと考えたとき、体を使って芸術を伝える力がある、ドリームガールズの登場人物を、魅力的に思わずにいられない。

 映画を見ながら、ニーナ・シモンのことを思った。人種差別ゆえ、能力がありながらジュリアードに入学できず、クラシックピアノをあきらめた人。そのために、彼女は、ジャズとクラシックとソウルがミックスしたような他に真似のできない音楽の世界を生み出し、人々を魅了している。私も癒されているひとりだ。でも、彼女が突き進みたかったクラシックの世界にいたら、彼女はどんな音楽をもたらしてくれただろうか。

« 先生のつうしんぼ | トップページ | 英語学校での授業(前編) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/203296/14171616

この記事へのトラックバック一覧です: ドリームガールズ:

« 先生のつうしんぼ | トップページ | 英語学校での授業(前編) »

最近のトラックバック

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31