無料ブログはココログ

« フォアの見直し | トップページ | 試み »

2007年9月19日 (水)

親の気持ち

小6の息子は、5年間続けていたサッカーを、今年の春で「向いていない」と親が判断して辞めさせたのだが、同じ頃、別の理由で辞めようとしていた子が、数日前に辞めたと聞いた。

今日、偶然にもその子のお母さんと会い、話し込んだ。その子はそもそもサッカーが大好きで、フォワードをやりたいと希望していたが、チームの事情からポジションがずっとバックスで、不本意ながらもがんばってた。チームは、勝つことより、それぞれの子供が楽しくサッカーをするチームというのんびりチームなものの、高学年になると、そうとはいかないようで、上手な子を下の学年から借りたり、ポジションが固定することが普通になる。親からは、さまざまな意見が出る。「学年に人数が揃っているのに、下の学年から借りることはない」とか、「やりたいポジションを時々はさせてやって欲しい」などなど。永遠の解決しない問題だ。

私は、スポーツは、小学生と言えど勝つことが大きな目標で、特に男の世界でもあるので、自分の息子がいつもベンチで年下の子が出ようと、仕方ないと考えている。実力の世界だと思う。運動会の徒競走で順位もつけないような小学校のやり方では、いい意味で劣等感ももたない。がんばってもできないこと、不得意なことを自覚させることも大事な気がするから、「どの子も同じようにがんばった」というのは、気持ち悪い。向いていないと判断することも必要だと思う。

ただ、本人たちががんばってチャンスを欲しがっていれば別だ。大人として、子供に、可能性を感じて欲しいし、どうやったら伸びるか、自分の力がつけられるか、一緒に考えていきたいと思う。コーチにも、それを望みたいと思う。

ただ、そのチームのコーチは、ボランティアでやってくれているのだけど、その立場を軽く考えすぎているような気がする。試合は勝つことが大事だが、それだけじゃない。どの子がどうやって伸びているか、成長しているか、また、どんな思いでやっているかを感じて欲しい。6年目のつきあいだし。その子は、不本意なポジションを、自分なりに飲み込んで、何年も役割を果たしてきた。試合の前日もメンバーが集まって、どうやって攻撃する、守るを打ち合わせて練習した。それが、試合当日になったら、コーチが一方的にポジションを指示し、せっかく練習したことがムダになってしまったという。試合が終わって一週間後、子供がお母さんに、コーチから個人的に呼ばれて「今回はこのポジションをやってくれ、○○をトップに使いたいんだ」といわれたことを伝えたそうだ。子供はそのことを試合中(3日間)ずっとこらえていたらしい。とうとう、「このチームにいても、自分のやりたいことはできないとわかったから辞める」と言ってきたそうだ。彼なりに、何かが止まったのだろう。

なんかなあ、残酷だなあ。聞いてて悲しくなったが、お母さんは「これですっきりした」とさばさばしていた。案外そんなものかも。

辞めるって、けっこう罪の意識というか脱落したような意識がぬぐいきれないけど、新しいスタートラインに立つことでもあるしね。「やる気なさすぎ」とコーチから言われたウチの息子、今年は水泳で200メートル泳げるようになって、ちゃんと人並みに根性があることがわかった。これも、辞めたおかげだしね。

« フォアの見直し | トップページ | 試み »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/203296/16496587

この記事へのトラックバック一覧です: 親の気持ち:

« フォアの見直し | トップページ | 試み »

最近のトラックバック

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31