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2008年12月12日 (金)

電車の中で

本格的な冬が近づき、着る物が厚くなってくると、電車の中はますます窮屈になってくる気がする。

私は、かつては駅の切符販売機のところでよく切符の買い方を聞かれるタイプだったのだが、いまでは、電車内で、隣の人によくもたれかかれる人となった。必ずのように、隣の人が眠る。激しく眠いらしい人と隣り合わせ、肩にかかる重みがなかなかのときは、けっこう大変なものだ。電車内の1時間近くが不快なものになることもある。一番困るのが、髪がざんばらになった女性。髪が当たってチクチクして、耐え難いときがある。

さて、昨日となりにいつの間にか座っていたおばあさま。ごく短時間眠って私にもたれかかったのだが、とても髪がきれいで、帽子が似合っていて、かわいらしい人だった。ついじ~っと見てしまった。終点に着き、降りる際、そのおばあさまが私に、「ごめんなさいね、肩にもたれかかってしまって」とわざわざおっしゃる。驚いた。珍しい。まったく珍しい。私を枕のようにしっかり眠り、髪がバサバサふりかけながら何も気づかない人が多いというのに。

たとえ、うっかり人に迷惑をかけてしまっても、一言があれば、こんなに気持ちがよいものなのかとも思った。公共の場所で、何も声を発さない日本人社会。ドアを次の人のために押さえていても、何も言わない。迷惑をかけても、迷惑と気づかない人が多すぎる。そんな中にいると、無神経なフリをする癖がつく。すごく疲れる。ささいなことでも、声を出した彼女を見習い、あんなやさしい表情を身につけたいと思った。

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