やっぱり魅せてくれた
ちょっと寝不足の朝です。伊達さんの13年ぶりのウインブルドン一回戦が行われ、朝のニュースで結果を知るのがいやで、深夜のうちに見ていたのでした。
この数年でテニスを楽しむようになったにわかファンの私には、かつてウインブルドンのセミファイナルまで行った日本人選手がいたことが驚きで、何でそのときにちゃんと見ておかなかったのか、とても悔しかった。ま、自分がぼやぼやしてたんですが。それが理由で、彼女の昨年のエキシビションマッチを見に行き、その後、彼女が現役復帰。あれよあれよという間に全日本を制し、そして今回の主催者枠出場。まさか、ウインブルドンという舞台で本気の彼女を見るチャンスが来るなんて、信じられない思いでした。
残念ながら試合は負けたけど、相手は世界ランク9位。彼女は142位。そんな強豪を相手に、1セットは、相手の得意を封じ込め、コースを読んで、経験という財産を存分に生かした試合運びを見せてくれました。いま主流のパワーテニスとは違う、戦略と経験で戦う試合。もしもこのまま9位を倒したら、すごいことになってしまう
試合が進むに連れ、だんだんと体力勝負になってくると、ますます不利になるのが私にもわかりました。3セット目は最初から脚の痙攣がしょっちゅうあったようです。何度も脚をおさえ、辛そうだった。精度を欠いたショットが増えてミスからポイントを失っていくのですが、単なるミスではなく、脚のパワーを使えてないために正確にボールが飛ばないと言ったような、脚さえちゃんとした状態なら、きっと決まるんだろうなと感じる、ブレのないミスなんです。そのことも驚いた。決して自滅というミスではなかった。
プレッシャーに負けず、いつも狙っていく。何とかする。試合で実力を出し切る。だから、負けたとしても、見る人に何かが必ず残る。いつも自分を追い込んで逃げないことを、どうして彼女はできるんだろう。
実生活や仕事でも、ここぞというときに、何とかする人、状況を自分で切り開く人が魅力的なのは言うまでもありません。そういえば、最近、サッカーの全日本の試合を見ると、期待していると裏切られるような、負けても何か光るものを残す魅力が欠けているような気がします。いつか、という期待に応えて最後の最後に勝った侍ジャパンの野球とは、ファンを裏切らないという意味で対照的。
プロはここまでプロなんだ、ということを見せつけた試合。次なる目標は、USオープンの様子。まだまだ魅せてくれそうです。
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