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2010年1月22日 (金)

大寒なのに

正月気分がすっかり消えつつある大寒の時期でございます。妙に生ぬるい風が吹いたかと思えば、今日はお仕置きのような寒さ。

私がお世話になっている料理の先生によると、いまの大寒の頃というのは、庖丁を製作する鍛冶屋さんにとって、最も締まった鉄が打てるために、「寒打ち庖丁」を打つ大事な時期だそうな。なのにあんな生ぬるい風が吹いていちゃ、職人さんたちも驚いたことでしょう(今回の仕事で得た知識です)。ちなみに、「寒打ち庖丁」は板前さんでも限られた人しか持てないそうです。数が少ない上に、価格も高い! 先生のは数十万円してました。

いまごろ、ですが、お正月に撮った写真のことを忘れていたのでUP。

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これは「つと豆腐」というもので、伊豆地方ではお正月には欠かせない食材。煮物にしてお節に仕上げるそうです。「つと豆腐」で調べてみたら、関東を中心に何箇所かでの記述があったのでそれほど珍しいものではないようですが、同じ静岡県出身でも、私はまったく知らず、初めて見たときはびっくりしました。厚揚げの中身だけといった味わいで、藁苞に木綿豆腐を包んで煮て固めたものらしいです。

実は写真の「つと豆腐」は、義母がお正月用に仕入れたものの残りです。御用達だった豆腐屋さんがなくなり、ちょっと離れた地区の豆腐屋さんから手に入れたら、大きさも固さもまったく違っていたため、上手に煮ることができなくて、残りを私に持たせてくれました。これが、すき焼きに入れたらおいしい! 普段からも手に入るといいのですが、伊豆では年末限定の特別な食材のようです。

毎年の正月をだんなの実家で過ごす私は、実は、お節を作ったことが皆無に近い。手伝ってはいるものの、自分で中身を決めるような機会がなく、ここまで来てしまったのでした。このままじゃいかんなぁと思っていたところ、来年は息子の受験ということと、子供たちが自分の家で年越しをしてみたいと言い出したことが重なり、来年は私のお節で過ごすことになりそうです。いざとなると、面倒になりそうですがcoldsweats01

スーパーに勤めている知り合いによると、昨年末は、お節料理の仕入れを相当抑えていたとのこと。毎年たくさんの廃棄が出ていたものの、この不況で、ムダを一層なくそうとした動きだったようです。「近所の○○○○でも、30日に行ったらお節がすごく少なかった」などと別の友人が言っていました。

私の世代の主婦たちは、お節をたいして作らない、家族も食べないと言う意見が主流です。確かに、甘く濃く味付けした数々の料理は、保存する必要性がなくなり、料理としてもご馳走ではなくなっています。伝統的なお節を作る機会は目に見えて減っていくことになります。

その一方で、スーパーに勤める友人によると、高級おせち(数万円する注文品)は売り上げが落ちていないとのこと。作らないけど食べたいのか、食べないけど買いたいのか、料理がよほどおいしいのか… 年末の話は早すぎますけど、傍観者から購入者になる(かもしれない)立場として、すでに興味津々です。

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