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2010年5月 2日 (日)

動的平衡

自分のものなのにちっともわからない、自分のカラダ。眼や記憶力など、さまざまな変化が出てきたこのごろ、カラダや心に対するさまざまな疑問がつのります。

どうして歳を取ると、一年が短く感じるのかという疑問に答えてくれたのが、福岡伸一氏著の「動的平衡」という本。加齢による、体内時計をつかさどる新陳代謝速度が、加齢によって遅くなると説明してありました。

この本では、生命とは何かということを大きなテーマにしており、「生命とは動的な平衡状態にあるシステムである」と説明していました。ナルホド。父が具合が悪かった頃、生きているってことは、食べて排泄することなんだと実感したのは、まさしく私が動的平衡状態を感じたということ。

普段だったら、こんな難しそうなタイトルの本は、必要なごく一部を読んでサヨナラなのですが、この著者の方(編集者?)、わかりにくいことをやわらかく、感覚的な表現を織り込んで文系人間に面白く読ませる力があるように感じました。その反面、感覚的過ぎて説得力に乏しいという書評もあるようです。まあ、何かやれば何か言われるものです。

真実かどうかは謎と思ったのですが、感動したエピソードが、本文中で紹介されている、ライアル・ワトソン著の「エレファントム」の本の話。1990年代、南アフリカで最後に1頭残ったあるメスの象が、切り立った崖から海を見下ろしていて、その眼の先にはシロナガスクジラがいて、じっと向かい合って超低周波音で語り合っていた、というもの。動物たちも、思考や意識を持っていてそれを交換できるという説明のために挿入された話です。

私は、直接、動物たちの思考や意思について自分の意見を言うような経験はありませんが、機敏に飛ぶスズメやツバメを見るたび、ぼよんとしているようでいて、驚くほど柔軟な身のこなしの猫を見るたび、動物たちのさまざまな能力に敬意を感じずにいられません。言葉にしても、彼らは何らかの手段で情報をきっと交換し合う能力はあると思います。TVの、動物と会話ができる衝撃の人が登場!といった企画はどうにも信じる気になれませんが。

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