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2010年6月 9日 (水)

夢を叶えるのは2世代かけて

NHKの番組で、辻井伸行さんと彼を教えたピアノの先生のことを知った。

辻井さんのことは、昨年の国際ピアノコンクールの優勝で初めて知り、ご両親の子育てに驚かされたものだった。彼をここまでにしたのは、ご両親の愛情ゆえとばかり思っていたが、番組を見て、ご両親だけではないのだと、いまさらながら気付いた。

辻井さんを12年もの間指導したのは、ご本人は残念ながら演奏家としては成功できなかった川上さんという方だった。7年間のウィーン留学を経て、最終的には指導者としての道を選び、帰国して初めて教えたのが辻井さんだったという。

番組の中では、その先生本人は、自分の夢を託したという言い方を決してしなかったが、どうやって自分が叶えられなかった夢を昇華させたのだろう。

そうい思ったら、ふと、いま成功している人たちは、必ず誰かの叶えられなかった夢や思いを注がれながら、教えられ、育てられ、支えられているのだと思った。環境にしても、それにかかる費用にしても、まずお金が必要だけれど、ただお金に恵まれていても人は育たないような気がする。親や師の、質のよい愛情や、忍耐強い後押しがなければ、天才といえど、努力を続けていくのはけっこうしんどいのではないだろうか。

川上先生という方が、辻井さんに繰り返し伝えたのは、「器の大きいピアニストになれ」という言葉だったという。いま、自分に果たせなかったものを思い返すと、この言葉の意味は深い。もしかしたらこの先生自身も、夢を叶えられなかった自分は、「器の大きさ」がキーワードとなっていたと感じるものがあるのかも知れない。

天才と呼ばれるような人は、才能や環境、運に恵まれているんだろうなと思ってきたけど、その人の親なり、近くに、夢を実現させるために援助を惜しまない人がいること、そして、援助を惜しまない人は、悔しい思いや悲しい思いをたくさんして挫折を知っている人だからこそ支えることができるのかも知れないなあ

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