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2012年9月 4日 (火)

さすが話し手のプロ!

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週末、近くで行われた寄席に行ってきました。一度、20年も前に新宿の末広亭に行ったことがありましたが、いま聞くと、若い頃には気づかなかった、落語家さんたちの話し方や間合いの技術、表現、落語の日本語の美しさ、そして年を取ることのよさがわかるようになった気がしました。観客は白髪交じりあるいは白髪もない大先輩方が多かったのですが、もっと若い人が楽しんでもいいんじゃないかしら。

演目は、いま調べてわかった古典ものは「三年目」「紺屋高尾」。その他3本。私はまるで詳しくないのですが、話し手の表現で、人や建物など、見えないものが見えてくるような舞台感がステキ。

さまざまな催し物、映画やコンサートなどありますが、アーティストとして演じる緊張感を表現するものとして、落語はかなり高度なのですね。話芸は、音楽や演劇以上に、その場の演じ手の力量が残酷なほど伝わるものではないかしら。

年を取るからこそできる表現というものも、わかるような気がしました。その場その場で、聞き手にわかりやすいように説明をし直したり、お客が理解するのを待ったり、話に緩急をつけたりの配慮。登場人物も、男女は当然、子供から老人まで、一人で多くを演じ分ける。ひととおりの年齢を重ねるからこそできることであって、厚みや重みは、年とってこそ。そして、着物の着こなし、立ち振る舞いが、男性ながらどの方もキレイ。うっとりheart02

枕は演目は、観客を見てから変えていくと聞いていますが、その辺の妙を楽しむには、もっと聞き手として洗練されていないとできないことでしょう。

真打ちを務める歌丸さんの声にかすれがあり、年をとった印象は否めません。「紺屋高尾」はそんな中で演じやすいものだったのでしょうか。しかし、お客さんをひきつける間合い、現代ネタをところどころ織り込んで笑いを取るタイミングのよさ、聞きやすい声はやはり最大の存在感。そして頭も冴え冴え。カッコイイ。

フレッシュ感たっぷりの前座、安定感抜群の二つ目、間の取り方で笑いっぱなしの紙切り、そして「待ってました」の真打ちで、よいものを見ました。

毎年恒例だとか。来年も行かねば。いやいや、横浜くらい行こうか。

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