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2013年5月 7日 (火)

アーティスト

20120416074738758

なぜ、モノクロの映像は、カラーよりもヒトの表情を生き生きと伝えるのかしら。

なぜ、セリフが通常の映画の半分以下なのに、よくわかるのかしら

この映画、最初は無声映画と呼ばれていた時代の映画の表現をし、音声は音楽のみで、ところどころ、役者のせりふが字幕で出るだけ。その間のセリフをしゃべっているとき、役者のクチがパクパクしているだけで言葉がこれ以上なく削ぎ落とされているのに、ちゃんと伝わる。

カラーの表現ってなんだろう、セリフが多いってなんだろうと、少し考えてしまった。もちろん、わかりやすいストーリーだから可能なんだろうけれど。そうしたことを計算した上で、セリフも削り、色合いの調整も施されているのかも知れない。

けれど。

娘が小学生のとき、私の小学生・中学生時代のモノクロ印刷の教科書を見て、「うらやましい」と言った。

いまや教科書はカラーは当たり前。サイズもA4で、私の子供時代のB5サイズ、モノクロ活版印刷とは隔世の感がある。それを、「色はもっとなくていい。うるさい。自分でいろいろ書き込みたい。こっちの(古い)教科書の方がかえって集中できそう」と言う。 ただのないものねだりだろうか。

情報は多ければいいわけではないんだと、映画が訴えているようだ。言葉の余韻とか間とか、行間にあることを感じる時間を、だいぶ長い間、私はおろそかにし続けているに違いない。情報の奥にある静かに流れている何かを、表面だけ受け取って、量が多いことが価値のように勘違いしていた自覚がある。

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