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2013年10月28日 (月)

効率化VS.さわやかさ

高3の息子の高校の文化祭に行って来た。本人が、「来ないで」とずっと言っていたのを、最後なんだからと押した。親のくせに、こういうところは遠慮深い私。決して合図しないことが条件だ。そんなことしないのに。

催しものは、ごくごく高校生らしい普通の内容。お好み焼きや焼き鶏、クレープなどの食べ物を売ったり、科学や電気系のクラブの発表や展示、実演などがゆっくりと続く。

展示を見て、学食を見て、コーヒーやら食べ物を買ってというごく普通の流れを過ごし、何だろうか、何かに引っかかった。不愉快じゃなくて逆のもの。何なのだろう。

たとえば、食べ物を買うとき。

コーヒーを出してもらうとき。

案内をしてもらうとき。

高校生のお店屋さんは、不慣れだから時間がかかる。早くないけど、一つ一つの動作がていねい。効率よく、手早く、感じよくが合言葉になっているだろうオバチャン世代の私には、間逆のこと。

たとえば、「チョコスプレーもかけますか?」と尋ねられ、「ハイ」と答えると、いろいろな形や色が混ざったスプレーを、それらの中身の形や色が片寄らないように選びながらつまみ出して飾ってる。

展示会場の途中には、机と椅子を配置したひと休みコーナーがあって、コーヒーを無料で振る舞っている。ミルクと砂糖はセルフ。傍らに教室で使う机と椅子が何組か置いてあり、そこに、新しいクロスが敷いてある。

仕事がていねいだなぁ、きちんとやっているなぁ、効率最優先でテキパキしているつもりの自分の動き方、手早いけれど…と引っかかった。

帰ってから息子に聞いたら、文化祭での売り方とか盛り付け、接客の方法などの細かいことは、生徒が自分たちで決め、先生から指示されたり相談はしていないという。

そうか、自分たちで考えて、ていねいにやっているから伝わってくるんだ。やらされている感がないことが、さわやかさとして私に伝わったんだろう。

ふだん、仕事や家事をそれなりにまじめにやってはいるつもりだけれど、時間優先、効率優先を最優先して、自分のもののようで自分のものじゃない価値観にガチガチに固まっているのかも知れない。心はそこにはないのかも知れない。やらされている感もたっぷり身にまとって、家事や仕事に振り回されているところがあるのかも知れない。

ちょっと気持ちを入れ替えて、立ち止まったり時間に余裕を持つことを見直さないと、ますます別の自分になっていきそうだ。

息子の高校は、エコカーのレースに力を入れていて、鈴鹿での何かのレースで全国1位になっていた。そのソーラーカーの展示もあり、見学してきた。

息子によると、ドラーバーはクラスメイトで、予算がないから、寝袋持参で鈴鹿に泊り込みだったという。ドライバーはとにかく軽量であることが必須条件で、それで彼は選ばれたらしい。私は彼を知らないが、レースチームの写真を見たら、中央にいた彼は見事な小柄ボーイで、チーム写真でエムの字を作っていた。

最大の8月の鈴鹿で寝袋って、かなりきついだろう。息子の友達なら、応援、行ってあげたかったな。

高校生、やっぱりいいな。いい時間を分けてもらった。自分らしくなんて考えてなかったけれど、心を傾けるものに囲まれて回り道ばかりしていた自分、思い出した。

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