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2013年11月 3日 (日)

益子の陶器市

益子の陶器市へ行って来た。

ブログで自分の料理の写真を撮るようになって多少は器を欲しいと思うようになったからだが、一番のきっかけは、仕事で、器のことを少し知るようになったからだ。

器好きのある料理の先生は、日本各地で陶器市はあるけれど、益子の陶器市がいま一番エネルギーがあると話してくれた。若手の作家が集まり、全国の陶芸の手法を取り入れた個性的な作品も多く、益子焼きにとらわれないいい器がたくさんあるという。

そういえば、近くのショッピングセンターやデパートの生活用品売り場で見ても、惹かれる器や手ごろな価格のものがない…。いい器欲しいなぁと気持ちが固まった。

栃木県南東部の益子町は、神奈川西部の我が家からは約200キロ。決して遠くはないが、首都高を越えるので、朝晩の渋滞を考えると、我が家ではなかなか行きにくい場所だ。朝4時半に出発し、ケチゆえ一般道を通り、途中朝食をマックでとって9時頃到着。

人の気配はあまりなく、益子駅の脇の無料駐車場へ悠々と車を置けた。店が集まる場所までは約1キロ歩く。近くの和菓子屋で尋ねると、春の方が断然人の出は多いとのこと。年間で50万人の人出があったこともあるそうだ。

いったいどうなることだろうと思ったら、朝9時台は、春に比べたらまだまだ静かなようだ。と言っても、人気の作家さんのテントでは、10人くらいの人がすでに並んでいた。どんな作品だろうと脇から覗き込むと、確かに、個性的で凝っているものや、細かくて美しさに目を奪われるものなど、人を集めるのも納得のものばかりだ。

若手、中堅、ベテラン、それぞれの年代の作家さんのテントがところ狭しと並び、作風も手法も揃えているものもさまざまだ。全国各地からも来ていて、見比べるのが楽しい。

いろいろな器に出会いたい、好みのものを探したいというのには打ってつけだ。

私も頭がクラクラとなりながらも、たくさんのテントや店を回って、自分の好みの傾向がわかってきた。どちらかというとざっくりして、模様などはなく、重そうで大きいものだ。

欲しいなと思うと、やっぱり予算より高い。値段ばかり見ると気持ちが下がる。それを繰り返していると何も買えないので、いまの私の精一杯ということで、予算に見合う、出会えたものを買おうと決め、最終的に2枚の器を買った。

私が買ったのは、共販センター「タヌキゾーン」の太田幸博さんの大きな角皿と八寸くらいの角皿。それと、路地裏テントの素子さんのお店の白クマとバク。

いつか欲しいなと心を残してきたのが、かまぐれの丘の桜井満さんの器。灰釉がとてもすてきな青磁。でもでも、今回は大皿が目的。また来るぞ~

器だけでなく、藍染製品、木綿を使った作品、皮製品、木製品などの店をのぞくのも楽しい。モノづくりへの気持ちが伝わってきて、作家さんちの表情が見えて、なんか、居心地いいんだな。

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日下田(ひげた)藍染工房。

益子焼きを芸術品の域まで高めたアーティスト、濱田庄司ののこした、濱田庄司記念益子参考館も訪ねた。

彼の仕事の偉大さを、本や記事で読んでいたものの、実際に、彼が世界中から収集した器や織物、生活の藍用品、仕事場、住まいなどを見ると、美意識の高さに圧倒される。何もかもが美しかった。素材のよさ、仕事の丁寧さ、質感、デザイン…こうしたものに囲まれて仕事をし、何を目指していたんだろうと思わずにいられなかった。私って、寄せ集めの生活してるなぁ

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カサッ、ポトッと音がすると思ったら、どんぐりが次々と上から落ちてくる。

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工房にはネコが。中では囲炉裏に炭があり、いい香りが充満している。

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藁葺き屋根、柱、床、箪笥や甕、掛け物など、何もかもが美しい。

また来よう。自分の美しいものを見る目がもっと養われますように。

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