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2013年12月 3日 (火)

食べ物屋さんでの写真撮影

どのお店に行こうか情報を集めるとき、食べログや個人の食べ歩きブログをチェックすることが多い。いや、かなりの割合で、口コミや写真情報を頼っていることがある。

文字より、写真というのは情報量がなんと多いだろうか。ていねいな記述のブログや雑誌なども読むけれど、解説がなくても、ただ写真の羅列を見るだけで、「あ、この店よさそうだな」と思うことが多い。合っていないこともあるけれど。

そんなときに悩ましいのが、掲載されている写真だ。自分でも記録のために撮りたい、ときにはブログに載せたいと思う。でも、料理が運ばれてくると写真撮影を忘れてしまうし、何よりも、写真を撮っている人の姿を見ると、とても興ざめな気持ちになる。

ブログにのせるのかな、食べログに投稿するのかな、と、パシャパシャと店まわりからメニュー表からあれこれ被写体を探し出して撮っている姿を見て想像するけれど、どうも私には美しく見えない。特に隣でパシャパシャやられたのでは雰囲気が台無しだ。「そばがのびてるよ、早く食べなよ!」と余計なことを言いたくなる。そういう撮影をしている人が、周囲の人に「失礼します」と断ったり、店の人に許可をもらっているのはほとんど見たことがない。

ひとこと、「すみません、ちょっと撮らせてください」と許可をもらったり、周囲に配慮があれば空気もずいぶん違うだろうが。

でもでも、もしかしたら私の好まないスタイルで撮られた写真を、私は見て楽しみ、利用しているのかも知れない。批判できる立場じゃない。

そんな話を、ある蕎麦屋さんのご主人とした。

「店で写真を撮るのは別にいいんだけどサ、近くの席の人のこと、考えて欲しいんだよね。フラッシュとかシャッター音とか。あまりに長いことずっと撮ってて、近くの席の人が迷惑そうだったから、ちょっとご遠慮ください、ってお願いしたことがあったんだけど、そのお客、不満をこの店のブログに書き込んでサ、ブログが炎上しちゃったよ」

とご主人は言う。「でも、ブロガーの影響力も少なくないから、注意もしにくいでしょうね」と話したら、

「ウンウン、確かにブロガーのおかげっていう面もあるとは思うけどね、でもね、だからこそ女房とよく話すんだ。ブロガーでもなく、写真を撮るのでもない、ただ食べて、ただ帰る、そういうごく一般のお客さんこそ大切にしていこうってね」

マナーのない人よりマナーのよい人。発信力があることを鼻にかけている人よりも、市井のお客さん。当たり前のことなんだけれど、ちょっとハッとして温かい気持ちになった話。

写真が撮りたくなったら、お店の人に許可をもらい、周りの人にひとこと断ろう。食べログや食べ歩きブログに掲載されている写真が、そういうものでありますように。

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