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2014年5月 6日 (火)

水舎(長野 山形村) & 霧が峰

町興し、村興しというとB級グルメがすっかり定番としてイベントにもなり、全国的に人気を得た。

蕎麦の世界では、蕎麦街道というものが昭和50年代後半から全国各地で活発に存在を強め、いまでは全国に広がっているようだ。

山形県の、村山そば街道・最上川三難所そば街道・新庄そば街道・大石田そば街道、宮城の七ヶ宿そば街道、栃木の粟野そば街道、熊本県のそば街道、佐賀県三瀬のそば街道、兵庫県の奥丹波そば街道、兵庫県但馬豊岡のそば街道、福島県の宮古そば街道・磐梯吾妻そば街道…もうきりがない。検索すると、北海道から熊本まで全国津々浦々。行ってみたいところばかり。

この5月の休みに、初めて蕎麦街道で蕎麦を楽しもうと訪れたのが、長野県山形村の唐沢そば街道。唐沢そば街道は、松本市の隣にあり、約1kmほどの車道を中心に、店が9店、点在する。どこも客席はゆったりとしたお座敷のようだ。

この地での蕎麦の歴史は、江戸時代からと古い。唐沢川の水を利用した水車を何軒か共同で粉挽きをするようになり、地元の祭りと蕎麦作りが合わさって評判となり、明治時代に最初のそば店ができたそうだ。

いまの時代、蕎麦は贅沢な食べ物の面もあるけれど、昔、蕎麦が売り物ということは、米が採れないことでもあり、厳しい土地柄をあらわす。蕎麦は一般的に小麦や卵、布海苔、大豆などをつなぎとするけれど、十割が売り物になっている地域は、つなぎとするものさえ採れなかった土地柄であったりして、調べるほどに少し切なくなる。でも、そういう文化をつなげてくれたおかげで、いま、全国の蕎麦を、地域が持つ豊かな食文化のひとつとして楽しめる時代になった。

早朝5時に出発し、道が混んでいなかったので一般道だけ10時過ぎに店に到着。それでもすでに滋賀ナンバーの車の先客がいて、店の入り口で待っている。すごいなぁ。GWって。セッティングするだけで店まで案内してくれるカーナビ君もすごい。

今回たずねた水舎は、粗びき蕎麦や十割の手打ち蕎麦が売り物。ホシが入っていて、とても細く、粗びき蕎麦はのどごしがよい。その蕎麦打ちのレベルゆえ、評価される店なんだろうと思った。麺の印象は、荻窪の本むら庵と似て、加水が多めのように思えた。十割は、粗びきよりちょっとのどごしのよさが落ちる。どちらもボリュームたっぷりで、都内の手打ちそばの量を知っている身には本当に嬉しい量だ。

蕎麦をキンキンというほどに冷やして締めているのがちょっと冷たすぎると思うけれど、唐沢川の水が冷たいのだろうから、自然なのだろう。

汁は、カツオと昆布を使っているという。戸隠そばは汁がかなり甘く薄めなのに対し、この店は濃くて甘さは抑えめ。好みが分かれるだろうが、かなり細めのこの店の蕎麦には合うのうだろうな。

蕎麦といっしょに、一般的な盛り合わせと山菜、穴子の3種の天ぷらも注文。山菜の内容を尋ねたが、「わからない」という答えはちょっと寂しい。他のお客にも聞かれないのかなぁ。それと、衣が天ぷら粉のようなガリガリした食感で、ちょっと固め。

そうだ、注文するとすぐに漬物も出してくれる。この日はたくあんと野沢菜。スーパーで買う、旨味調味料味の野沢菜しか知らない私には別のものに感じられ、どんどん進む味。お茶請けに漬物を出す長野県の文化は、塩分がどうのこうのというより、おいしいから出すんだとひとりで納得してしまった。蕎麦もよかったけれど、漬物も忘れがたい。

朝10時に店の前で待つなんて初めての体験だったけれど、お客が次々と湧きだすようにやって来て、11時にはもう満席だった。あとでHPを見たら、粗びき蕎麦も十割蕎麦も量に限りがあり、たぶん、のんびり来店していたら売り切れになっていたことだろう。

GWは早起きして蕎麦店へ。来年も行けるといいな。

そば店の前後は、5月の山梨、長野を楽しんだ。

山中湖から、中央アルプス(?)を臨む。朝6時というのに、多くの人が写真とってるぅ。男性ばっかし。

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水舎の駐車場にて。長野では、豆桜がいまを盛りと咲いている。

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りんごの花は、なんて可憐なんだろう!

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霧が峰の八島湿原。雪がまだ残ってるぅ。あと1ヶ月もしたら、一面草が芽吹いて、爽やかさがあふれるのだろうか。

湿原を出たら、霧が峰高原、車山を抜けて岐路に。霧が峰高原ではグライダーが空中をゆったりと滑空しているのを初めて目撃。グライダー自体の流線型の美しさ、周囲の山の美しさと高低さから生まれるダイナミックな風景が、いまも忘れがたい。

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河口湖大橋にて。この日の富士山、美人だった。このあと、かつて見たことのない246号の渋滞を目撃し、足柄峠を回ることに。異様にスピードが速く軽いチューンナップ車に囲まれながら、必死に峠越えをし、22時帰宅。

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