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2014年6月18日 (水)

本の中から…

古本をよく買う。古書店にも行く。

前の持ち主はどういう人だったんだろうと、本を手に取ると思う。ときどき、前の持ち主の気配がある。

料理本だと、シミは嬉しい気配だ。きっとこの本を使って料理したんだなと想像する。

古本であれ、それなりに状態がよいものを求めつつ、誰も読んだ気配がないと、寂しい気がする。せっかく買われたのにね、と、余計なお世話だ。

ページを折った気配があればムカムカする。英語でドッグイヤー(犬の耳)と呼ぶらしいが、そんな可愛げは感じない。あれは、なんでだろう…

と、いろいろ古本とその持ち主に対して勝手にいろいろな想像を巡らす私だが、最近手に入れた私の最新の古本には、持ち主の気配どころか、忘れ物がたくさんあった。

まず、本を開いたら、いきなり、天声人語の切り抜きがはさまっていた。登山に関する話で、世界に8000メートル級の山は18座あり、すべてを登った日本人はまだいないのだという。(2010年の10月24日の時点で)そうだったのか…前の持ち主は、登山に興味があったのかな。まめに新聞の切り抜きをする人だったのか。朝日新聞の愛読者だったのか。

次に、レシートが出てきた。どうやらこの本を買ったときのものらしく、値段が一致している。
うーん、本屋さんで本を買ったあと、袋に入れるのをことわり、受け取ったレシートをそのまま本に挟んだのだろうか。エコ意識の高い人か、単に面倒だったのか。

さらに、ページをぺらぺらめくったら、紅葉の葉っぱがはさんであって、よい栞になっていた。本を公園などで読み、気になった葉っぱをはさんだのだろうか。

もっとありそうな気がしてゆっくりページをめくったら、付箋が貼り付けてあった。その位置が最後の方だったら「読んだのね」で済んだのだけど、真ん中を少し過ぎたあたりで、すごく中途半端な悩ましい位置。全部読んだのか、途中でやめたのか。うーん。付箋は太めのものを半分に縦長に切って使っていて、それがまっすぐじゃないから、「この方はきちょうめんではない」と結論づけることになった。そして、少しそそっかしい人だろうとも。

家族の数人は、おじいさんに近いおじさんが、前の所有者だろうと勝手にプロファイリングしている。

本を作る仕事に関わっているから、本当は新刊本にこだわって買わなきゃと思うのだけど、こんな出会い(?)があると、古本を入手するのもなかなかおもしろいよね。

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