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2014年8月 7日 (木)

夏のブラックフォーマル

仕事帰り、ふと寄ったデパートで、目に留まった夏用のブラックフォーマルを買った。

本来、不幸があってから買うものと言われるブラックフォーマル。父が亡くなってひと段落したときにオールシーズンのものを新調し、それ以来となる。
新盆、数々の法事で、その一張羅のアンサンブルで過ごしたものの、真夏を考えず、ぴったりしたデザインを選んでしまったせいか、冷房を持たない田舎の座敷やお寺、お墓では本当に暑苦しく、早く終わって涼しい服に着替えたいとちょっと思ったりした。

そしてこのところ、参列しないものの、親世代で葬儀の数が増え、いざという場面を考えると気持がざわざわして仕方なかった。

購入をどうしようかと数週間の間、ネットでちょこちょこ調べていたら、本当に人それぞれ。価格はもちろん、デザインも、考え方も、立場も。

読売の小町の相談では、20年、1種類のもので過ごす人、片や、5年ごとに買い替える人、さらには、通夜、本葬と続くと同じ衣装ではいやだからと同じシーズンで複数揃える人、長男の嫁だから、和装、洋装が各シーズンごと必要という人…

使える予算も違いがあるだろうし、立場的に葬儀に多く出席する人、しない人もあるし、体型の変化が激しい人もあるだろう。そりゃそうだ。

そう考えると、夏物を初めて買うというのは、いかに自分が、葬儀に出席する機会が少ないかということでもある。と同時に、夏が本当に暑くなったということだろうか。そういえば、20年近く前、真夏にオールシーズンタイプの喪服で参列したことがあったけれど、そのときは、誰もが夏冬兼用で、夏用がほしいとあまり考えもしなかった気がする。式場だけの参加だったということもある。

いまも式場ならば冷房は完備しているけれど、身内として自宅の座敷やお寺さん、墓所での法事となると、夏用はマストになってくるように思える。

少し不謹慎だけれど、ブラックフォーマルは、そんなにしょっちゅう買い替えるものではないから、余計に、サイズもデザインも、自分に合ったものが欲しいと思う。予算がたっぷりあればともかく、限られた予算となると探すのに時間もかかる。私は小柄なのでデザインもサイズもちょうどいいものはぐっと選択肢が狭く、それなりの苦労がある。だから、不幸があってから用意するというのは、喪服が着物だった時代には無理がないと思えるが、洋装ではどうなのかと思う。娘用には早めに用意するかも知れない。自分のときのファーストフォーマルが、本当に間に合わせで恥ずかしく思ったからだ。

そして、意外に女性は、式場でチェックしているものだ。あの人のデザインがいいなとか、似合っているなとか。日ごろからセンスのよい人は、ちゃんとその人に合ったものを身につけていて、決して間に合わせという空気はない。もちろんオシャレをする場所ではないけれど、その人らしさを出す準備を怠っていない。そういうステキな人を見ると、喪服ならではの美しさは奥深いと思う。

じっくり選んで買うべきものなのか、あれこれ考えずにさっと選ぶべきものなのか、ちょっと微妙な買い物だとは思ったけれど、ふと見かけたもののデザインが気に入り、値段も手頃。着てみたらサイズが合い、自宅で洗濯できるものだったので、迷いは消えた。ネットでは試着に不安があり、なかなかトライしにくかった。これで悩みの数週間からさようならだ。

次回の父の法要は、早く終わらないかな、などと思うことはなくなるはず。

しかし、具合の悪い身内を持つ夫には、買ったとはなんか言いづらい。

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