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2014年10月31日 (金)

絶滅の方向を向いているから世界遺産?

日本料理の料理人の方々にいろいろとお話を伺う機会が続く日々。

調理師学校の日本料理部門、希望者が、すんごく少ないと聞いた。さらに、うなぎ店の経営者からも、若い職人がサッと辞めてしまうことなども聞いた。

調理師学校では、ほとんどが、製菓か洋食、そして中華。日本料理を選ぶ生徒は、5%に満たないのだそうな。

和食が世界遺産に指定され、政府も力を入れ、海外、特にアジアでも和食が大人気と日々知らされている私にとって、和食は追い風と感じていたけれど、世界に進出している和食と、国内で喘いでいる日本料理とではどうやら、別のものらしい。きっと数年先には、かつての鉄人ブームのように、日本料理を受け継ぐ料理人が増えるんじゃないかと楽観視していたけれど、聞くほどにお先真っ暗。

確かに、日本料理は、私でさえ、食べる機会はほとんどないし、そもそも修業だってかなり閉鎖的な世界だし、特殊といえば特殊。それじゃなくても飲食業界はそもそも労働条件が悪い。給料も、時間も、仕事のハードさも、何もかもと言えるくらい、魅力を打ち出せるものが、客観的に見て説明しにくい。

これはきっと、他の、職人系の仕事も一緒だろう。本人の自己満足だけでは家族を養っていけないだろうし。

いまの社会の仕組みは、換金が早く、効率や利益が先で、時間がかかる技術や成長を待つ個人の技能には対価を支払わない仕組みになっている。残さなくていいのだろうか。技術を継承する人、興味を持つ人を発掘し、育てなくてよいのだろうか。たとえ、私が食べたり使ったりするようなものでなくても。

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