約三日間伏せっておりましたが、回復した翌日から、予約を入れていた旅行に出発し、無事に帰ってまいりました。無謀な計画だったと思いつつ、何とかなりました。いまは完全復調、嬉しい限りです。
行き先は鳥羽。行ったことがなく、会社の福利厚生で安く泊まれ、一泊で帰って来れるところということで選定。とっても安易。でも、選択肢が少ないことで、ものごとは決まりやすいものです。
よく考えたら、関東に住む私は、浜松以西は車で行ったことがなく、紀伊半島は初めてでした。元気であれば行き先のあれこれを少しは調べたのですが、今回は前日まで伏せっていたため、何もできず、まっさらの状態の旅立ち。鳥羽水族館がある、伊勢神宮が近い、スペイン村があるという三つの情報だけで出発したのでありました。だけど、もともと旅行に先立ってまめに調べるタイプではないので、ま、いいか。
まずは、だんなの単身赴任先の住まいに到着して合流。アパートの玄関をあけると、すぐ、富士山の姿が飛び込んでくるのが、毎回すごいなと思う。このアングルはちょいと気に入らないけど、この地の人にとっては、この富士山が正統のはず。

ちなみに私の正統な富士山は、こっち。どの場所からの富士が最も美しいかあれこれ言われますが、見慣れた角度が最も美しいと思っています。宝永山がセンターよ。
出かけた日は、折りしも、地方高速道路1000円均一の日。というか、これがあるから旅行することにしたのですがね。我が家には、還付金給付より、高速代1000円の方が、ずっと、効果的な消費意欲刺激策です。値下げ分を税金で補填することに矛盾を感じつつ……
快適に東名、伊勢湾岸道路、伊勢自動車道と走行し、半日かからず、伊勢インターまでたどり着きました。途中、桑名や亀山ジャンクションまではけっこうな交通量でしたが、亀山を過ぎると交通量が一斉に減り、これぞ高速、地方道。東名の次は名神と思ったいたのが、こんなに変わっていたのかぁ
桑名PAでは、フェラーリ軍団に遭遇しました。鈴鹿で集会でもあるのでしょうか。軽く30~40台はあったと思う。どれも名古屋ナンバーばかりで、ドライバーは若いおにいさん。どうしてこんな高級車を買うお金があるのか、インタビューしたかった。株?親の金?宝くじ??
途中見かけた車のナンバーは、名古屋近県が中心だったものの、東北、四国、九州もみかけ、連休のようなお出かけ感がありました。私の地元では、伊豆ナンバーや富士山ナンバーといったご当地ナンバーが行くたびに着実に増えていますが、豊田とか那須など、さまざまなご当地ナンバーが増えているなと思いました。
最初の目的地は、鳥羽水族館。仕事どっぷりだった反動からか、水や生き物、動物がいつも以上に癒し感たっぷり。

鳥羽水族館の顔、ジュゴン。表情を見ると、話が通じそうな思慮深い顔をしています。
海ガメ君の悠々と泳ぐ姿に、浦島太郎の話を思い出しておりました。本当に乗れるくらい、大きいのですね。深い瞳を見ていると、話ができそうな錯覚に陥る。
愛らしい姿を期待していたのですが、浮かんだまま、水面をくるくる回りながら寝てたラッコ。悠然、泰然。力が抜けた。
海の生き物以外に、川魚やかえるなどの展示がとてもいいアクセントになって、飽きない水族館でした。江ノ島水族館より気に入ったと、娘は大喜びでした。
伊勢神宮にはぜひ行きたかったのですが、あまりの混雑にあっさり撤退。さすが日本一。あとで母に聞くと、一年中正月のような人出とのこと。母に伊勢神宮は行ったことがあるのかと尋ねたら、「御朱印集めに夢中だったころ、何回も行っちゃったわよ」とのこと。信心からの興味ではなく、コレクターだったのか…
ともかく、伊勢神宮は改めて時間をとって来ようと胸に思いを秘めたのでした。熊野古道も行きたい。
早々に宿泊先に入り、ごろごろ致しました。コテージタイプで、眺めがとてもよかった。入り江に面し、眼下には芝生とプールでリゾート気分たっぷりです。
大浴場は混んでいたため、結局、内風呂へ。室内のTVで大浴場の混み具合が表示されるチャンネルがあるのですが、女風呂はずっと混雑の表示。男風呂はいつもスイテル。あ゛~ 誰か、女装してない???無理か。
夕食は、ホテル内のレストランはとても高かったので却下。鳥羽の街中に出かけることにしました。が、途中、メイン道路の周辺にはファミレスは皆無。見慣れた店が何もない。セブンイレブンもローソンもない。ないことに、改めて驚いてしまいました。そういう店に行きたかったわけではないのです。ただ、これまで出かけた先は、どこも大手の資本の店があったし、コンビニもあり、私は全国中にそういった店が必ずあるのだと勝手に思っていたのです。自分の無知に驚いたのよ。
結局、駅前の、魚貝を売るこじんまりしたお店へ。アサリ、ホタテ、エビ、イカ、地元の珍しい貝類の焼き物をあれこれ焼いてもらって「うまい!」「甘い!」と叫びながら堪能しました。子供連れでなかったら、たぶん寿司屋に行っただろうなあ(将来の夢は、全国一周寿司屋の旅)。どうなるかと思いましたが、ここでしか食べられない味に出会え、いいセレクトでした。地元の小さな店しかないという選択肢の狭さは、かえって地元ならではのよさに出会おうと積極的な気持ちを生み出すものですよね。伊勢うどん、手こねずしも、家族には好評でございました。彼らにもいい経験だったみたい。
翌日は、海を眺めにひたすらドライブ。パールロードという海岸沿いのドライブウェイをひた走りました。
伊豆一周はしょっちゅうしているのですが、海のダイナミックさが全然かなわない。高低差や湾が入り組んだ海岸線の飽きない美しさ、グリーン、海のせいせいとした青さ、太平洋独特の太陽のおおらかな光…。もっと見ていたかったよぉ
途中、もっと海辺に寄りたくて下に降りたのですが、旧道で、細くて路肩がなく、しかも藪の中で海がなんにも見えない!大失敗。
鳥羽のおみやげは、
この、鳥羽のジャスコで買ったオレンジ色のレモン。どうやら、三重で最近売り出し中の、オレンジあるいはマンダリンと、レモンの交配種のようです。マイヤーレモンというらしい。香りも味も、オレンジの味を含んだおだやかな風味があります。
おみやげはやっぱり地元のスーパーに限ります。買うことは難しいけれど、野菜、魚貝と豆腐類、味噌、醤油類は行く先々で品揃えが全く違うので、びっくりすることばかり。今回は気力がなく、味噌と醤油を買わず、後悔することしきりです。
昼ごろ鳥羽をあとにし、子供へのサービスで長島スパーランドに寄ることに。ここはアウトレットが併設されているので、大人にはとても都合のよい遊び場という印象。店を見ると、関東とほとんど変わらず、ブランドに対する日本の均質化を感じ、それはちょっと面白みがなかった。アウトレットにも、地元人気ブランドが登場すれば、もっと見たく、買いたくなって寄る意味も出るのになあと、ふと思いました。全国、コーチだらけ、ナイキだらけでは…
子供も遊び疲れ、帰宅の途に。
伊勢道路、東名高速では何本もの川を渡りました。つくづく、今回の旅は、水からエネルギーをもらった旅となりました。
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